当日は結構混んでいて、車は裏手の駐車場に止めたがそこには、写真のような恐ろしい看板が立っていた。雲行きも怪しいので、早々に立ち去り家に向かった。
参拝もそこそこに帰路に着く。道の駅「やちよ(八千代)」まではカーナビに任せ、下の道を駆けた。そこは国道16号と新川の交差する田園地帯にあり、家族でお弁当を持って川沿いのベンチで広げるのにもよいかもしれない。
大本堂裏手には額堂があり、その中には屋号が「成田屋」である市川團十郎の像もあった。團十郎の当代は十二代目であるが、像は七代目、江戸時代のお方であった。
入って正面には不動明王が奉安される大本堂。右手には十六羅漢の彫刻がめぐらされ、極彩色で彩られた三重塔である。信仰を持たない筆者にはひとつひとつのありがたさはわからないが、理由のわからない圧倒感はある。 成田山。とりあえず山門である。正面の階段は急で登りはお年寄りには酷かなと思えたが、脇に比較的なだらかな階段が用意されていた。 記念館からは気持ちの良い田園風景の中を駆け、成田山の方面へ向かった。 同じく記念公園内の御料牧場記念館である。入場は無料である。牧場時代の資料や写真。皇室が来場された時の用具等が展示されている。が、皇室ご来場時に使用した「お召し列車」の社内の実物大模型らしき展示はなんとも奇異に感じられた。
記念公園内の貴賓館。写真の外観は茅葺屋根の完全な和風に見えるが、裏手に回るとギリシャ風のホールもあり、和洋折衷の建物であった。
公園を出て芝山はにわ道(実際に埴輪が出土した遺跡もある)を駆けると「三里塚記念公園」の看板が目に入った。三里塚と言えば一定世代以上の方は記憶にあるだろうが、成田空港建設に反対する地元住民と途中から住民の支援?に入った学生が、建設の代執行を行う警察隊と繰り広げた三里塚闘争が頭に浮かんだが、ここはその記念公園ではなく、このあたりに空港建設前にあった御料牧場の記念公園であった。 博物館から空港沿いの気持ちの良い道路を先ほどのさくらの山公園方面へ駆け戻ると、今度は「さくらの丘公園」というところへ出た。ここはJALとANAの格納庫らしき建物の正面あたりに位置し、離陸後の航空機が上昇していく姿を真横から眺める感じだ。
さくらのやま公園を離れて、滑走路の反対側の端まで県道62号を駆けた。空港の切れ目あたりで左折すると航空科学博物館がある。展示物もさることながら、ここでは離陸直後の航空機が爆音をたてて上空を上昇していく真下にある。ちょうどSHINGAPORE AIRLINES のAirbusA380がその旅客機史上世界最大の超巨大な機体をGP7000ターボファンエンジンの強大なパワーでグイグイ持ち上げていく姿に遭遇した。
真夏の花越しに並ぶ各国・各航空会社の旅客機が並ぶ姿は、なかなかの壮観。
頭の後ろから轟音を響かせJALが着陸態勢に入り、あっという間に滑走路に青煙をあげた。 続いてはTHAI AIRWAYS。 千葉県成田。海外へ渡航の時に空港を使ってはいたが、成田山を初めとする空港周辺や離発着する航空機を見てみようと訪れてみた。まずは空港へと思い東関東自動車道を駆けた。が、空港出口では航空機の利用または送迎以外では空港側へは出してもらえなかった。一般道側出ることにしたのだが、それでも免許証の提示は要求された。誘導されて、閉じているゲート前で待たされた後一般道に出してもらうことが出来た。空港に警備は必要だと思うが、開港後30年間ずっとこんな感じなのだろうか…。晴天の空に励まされ、気を取り直して飛行機が見える公園「さくらの山公園」へと向かった。名前のとおり桜の木が、緑の葉を生い茂らせている。ここの桜は空港建設地内にあったものを建設時に移植したものだそうだ。公園の駐車場から広場に上がると滑走路の端、CHINA AIRLINESの747が離陸前の誘導路に駐機していた。
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