谷津干潟は東京湾の一番奥、湾と干潟の間にはJR京葉線や湾岸道路が通っています。面積は約40ha、周囲を廻る遊歩道は3.5kmと湿地帯としては大きいほうではありませんが、日本で37箇所のラムサール条約登録湿地のひとつです。
存在は以前から知っていましたが、来るのは初めてでした。首都圏の中にこのような場所があるのはうれしいことです。写真の背景のように、そう遠くない場所に幕張新都心の高層ビル群が見えます。
干潟周辺は公園になっており、駐車場も完備、館内から鳥を観察できる自然観察センター、周回できる遊歩道も整備されています。野鳥観察の場所として有名な場所です。
まずは、セイタカシギ。
白黒の体に赤くて長い足と細い長いくちばしを持っているのが特徴です。
谷津干潟に住み着いているそうです。
コサギ。もう冬羽です。夏羽のときは頭の後ろに、寝ぐせのように長い2本の冠羽が出るそうです。
陽光の中で羽を膨らませ日向ぼっこしているコサギ。望遠を手持ちで撮っているので多少ピンボケのせいもあるけど、膨らませた羽毛がふわふわ、きらきらしてきれいです。
飛翔するコサギ。
アオサギ。けっこう大きな鳥です。90cmくらいだそうです。
飛ぶ姿も優雅です。
着水!
自然観察舎の傍の池で休憩中のコガモたち。
カルガモ
ヒドリガモ
干潟には魚も多いです。ちょっと見づらいかもしれませんが、群れで泳いでいます。
そこらじゅうで魚のライジングが見られます。
遊歩道の木々にはたくさんの赤い実が成っています。
干潮時の干潟にはヤマトオサガニやゴカイ等が無数にうごめいています。小魚、木の実、コガニやゴカイと鳥の餌になるものが本当に豊富です。
遊歩道の柵の上には小鳥のオブジェ。
自然観察舎の中では職員の方達(ボランティアの方かもしれません)が、子供たち向けにいろいろな鳥の話の紙芝居をやっています。(他にもたくさんイベントがあるそうです。)
今の季節は夏の鳥と冬の鳥の端境期で鳥の数自体は少ないそうです。自然観察舎に備え付けられている(貸し出しもしている)観察用の望遠鏡は私のカメラの望遠レンズなどとは比較にならないほど高性能なもので、覗いてみると驚くほど間近に野鳥が見えます。 冬場に向けて格段に鳥の数も増えてくるそうです。もう少し寒くなった頃に、また来てみようと思いました。場所は、国道357号の下り(東行き)線から分岐で駐車場に入っていけます。
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